2026年11月1日に始まったリファンド方式では、出国時に税関の確認を受けて初めて消費税が返金されます。羽田空港でVisit Japan Webを使ったオンラインの税関確認を記者が実際に試したレポート(ETtoday、2026年11月)と税関の公式情報をもとに、専用Wi-Fi、出発前の準備、空港での手順、端末の場所をまとめました。
日本旅行 免税・還付ガイド編集部 · 2026年11月3日公開

この記事の要点
- 羽田空港では、キオスク端末の代わりにVisit Japan Web(VJW)で免税品の税関確認(持出し確認)をオンラインで受けられます。
- 使うのは税関の専用Wi-Fi「
Customs_WiFi_For_TaxRefund」(パスワードjcustoms)。つながるのは国際線出発ロビーの指定エリアだけで、ホテルなど空港の外ではできません。 - 出発前にVJWでパスポートの顔写真ページと上陸許可証印を登録しておく必要があります。
- 空港では「Wi-Fiに接続 → ページを再読み込み → 購入記録を確認して Confirm → 緑か赤を確認」の4ステップ。手荷物を預ける前、保安検査の前に済ませます。
- VJWの税関確認は1人1アカウント。家族の分をまとめて操作することはできません。
- 第3ターミナルでは免税手続端末(Fカウンター付近)と税関検査場(Aカウンター向かい)が離れているので、時間に余裕を持ちましょう。
税関確認用の専用Wi-Fi(SSIDとパスワード)
VJWでオンラインの税関確認を行うときは、日本の税関が空港内に用意している専用Wi-Fiに接続します。SSIDとパスワードは税関の公式サイトで公開されています。
- ネットワーク名(SSID)
Customs_WiFi_For_TaxRefund- パスワード
jcustoms
このページをスクリーンショットで保存しておくと、空港ですぐに接続できます。
専用Wi-Fiがあるのは、成田、羽田、関西、中部(セントレア)、福岡、新千歳、那覇の7空港です。国際線出発ロビーの指定エリア(保安検査場まで)でしか接続できないため、空港に向かう前にホテルで済ませておくことはできません。
出発前:Visit Japan Webにパスポートを登録する
空港でオンライン確認を使うには、事前にVisit Japan Webのメニュー「免税購入・払戻し手続」でパスポート情報を登録しておきます。入国したらすぐに済ませておくのがおすすめです。
パスポートの顔写真ページを読み取る
画面の案内に従って、パスポートの顔写真ページを撮影して登録します。
上陸許可証印(シール)を読み取る
入国時にパスポートに貼られた上陸許可のシールを読み取ります。
2つとも「登録済み」になっているか確認
両方を登録すると、店頭で使う免税QRコードの表示と、空港でのオンライン税関確認が使えるようになります。
空港での4ステップ(手荷物を預ける前に)
チェックインカウンターで手荷物を預ける前、保安検査の前に、免税品を手元に持った状態で行います。
専用Wi-Fiに接続する
出発ロビーの指定エリアで「Customs_WiFi_For_TaxRefund」に接続します(パスワード jcustoms)。
ページを再読み込みする
VJWの「払戻し手続」画面を開き、Wi-Fiに接続してから再読み込みします。
購入記録を確認して「Confirm」を押す
パスポート情報と購入記録(店名・購入日)に間違いがないことを確認してから押します。
結果の色を確認する
緑なら手続き完了で、そのまま手荷物を預けられます。赤の場合は、免税品を持って税関検査場へ行き、検査を受けます。
「Disabled: No purchase record found」と表示されたら
購入記録が見つからないという意味で、「Confirm」ボタンを押せません。まず購入したお店に、免税販売の記録が送信されているか確認してください。VJWでの手続きができない場合は、空港の免税手続端末(キオスク端末)を利用します。
VJWの税関確認は1人1アカウント
入国手続きのQRコードは1つのアカウントで家族の分もまとめて作れますが、免税の税関確認はそうはいきません。購入した人それぞれが、自分のアカウントで操作する必要があります。
| 入国手続き | 免税の税関確認 | |
|---|---|---|
| 家族でのアカウント共有 | できる(1つのアカウントで家族全員のQRコードを作成) | できない(1人1アカウント) |
| 家族全員分の確認が必要なとき | — | 免税手続端末でそれぞれのパスポートを読み取る(空港スタッフの案内) |
- VJWで行うのは税関確認で、オンラインでお金を受け取る手続きではありません。返金は、購入したお店またはお店が契約する返金事業者から行われます。
- 免税品を買った人は、出発前にそれぞれパスポートの顔写真ページと上陸許可証印を登録しておきましょう。
羽田空港の免税手続端末はどこ?(第2・第3ターミナル)
現地では端末の場所が分かりにくく、案内表示も目立たなかったそうです。実測レポートで確認された場所は次のとおりです。
| ターミナル | 免税手続端末 | 税関検査場 |
|---|---|---|
| 第2ターミナル 3階 国際線出発ロビー | 壁の「団体X」表示の右側、通路の突き当たり | 端末の近く |
| 第3ターミナル 3階 国際線出発ロビー | Fカウンター付近(京急線乗り場の方向) | Aカウンターの向かい側 |
第3ターミナル:端末と検査場は別の場所
- A税関検査場
- B
- C
- D
- E
- F免税手続端末
- …
簡易図です。縮尺や実際の動線とは異なります。
第3ターミナルで結果が赤になると、Fカウンター付近からAカウンターの向かいまで歩いて移動することになります。チェックインの時間には余裕を持っておきましょう。各ターミナルの詳しい地図は羽田空港(HND)の免税手続きのページでも確認できます。
出発前チェックリスト
空港に向かう前
- VJWにパスポートの顔写真ページを登録した(1人1アカウント)
- VJWに上陸許可証印を登録した
- 専用Wi-FiのSSIDとパスワードをスクリーンショットで保存した
- 免税品は開封・使用せず、手荷物の取り出しやすい場所に入れた
空港に着いたら
- 手荷物を預ける前、保安検査の前に税関確認をする
- Wi-Fiに接続 → 再読み込み → 購入記録を確認 → Confirm
- 家族の分はVJWでまとめられないので、免税手続端末でパスポートを読み取る
- 赤になったら、免税品を持って税関検査場へ